ファイナル!

 ショパン国際ピアノコンクール。ファイナルでは12名中、日本のピアニストが2名残り、結果、2位反田恭平さん。4位に小林愛美さんが入賞されました!おめでとうございます!!

 ファイナリストの方々は、もうどなたが入賞されてもおかしくない、ハイレベルな演奏が続きました。

 オーケストラとの競演となるショパンのピアノ協奏曲は、40分かかる華麗で高度なピアノテクニックを必要とする曲です。そして、オーケストラとの息を合わせながらの演奏が必要とされます。

 ピアニスト達は、繊細なppから身体全体を使ってオーケストラに負けない豊かな響きのffまで自在に奏でます。同じ曲でも、ピアニストによって歌いまわしや間の取り方など、それぞれに個性があり、何回聴いても飽きることなくショパンの音楽に酔いしれることが出来ました。

 そして指揮者はピアニストによってその指揮棒の振り方を変え、3夜連続、計12回の協奏曲を指揮したのでした…!!

 3週間にわたって行われるショパン国際ピアノコンクール。入賞者は喜びもつかの間、長い戦いに疲れ寝不足ではないのかといった心配をよそに、その直後、3日連続のお披露目コンサートに出演します。本当に気力、体力共に世界最高レベルを要求されるコンクールだと思いました。